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2018.08.30

シエスタ導入の障害(1)

 給与待遇を上げずに社員の不満を軽減させる中小零細企業の働き方改革では、食後の昼寝の導入は検討に値すると考えるが、机でつっ伏す以外に昼寝場所が確保できないことがネックだ。シエスタ中に電話がかかってきたらどうするのか。近所の喫茶店で休んでもらいたいが、喫茶店もシエスタしていたらどうする。
 当社のアルバイト・パートは原則、昼休み1時間は有給にしている。デスクで昼食をとっているときも電話や来客があれば対応しなければならないし、昼飯を食べながらの打ち合わせ(と称して社長に一緒に飯を食おうと言われること)も頻繁にあるからだ。時間の定めがなく働いていたフリーランスや主婦、昼飯がご馳走になれると喜ぶ学生には向いているが、時間できっちり働いてきた人の中には戸惑う人もいる。
 オーストラリアに行った時、ここの警察官は駐車違反を担当している場合、スピート違反を見ても捕まえないと教わったことがある。ホントかどうかわからないが、そういう習慣の中で育てば、猟師の仕事をしていても、休憩時間中であれば目の前にウサギがいても捕まえないのだろう。シエスタを導入してもお客が来たら相手をするのは当然だろうと考える純日本人的経営者のもとでは、シエスタ導入は無理だ。

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