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2019.01.03

500億円

 敬愛する三遊亭歌之助師匠(来年、4代目・三遊亭圓歌を襲名予定)が、金額の多寡についてその人の価値観、生活感を知る方法を話していた。左右の手を握って、どちらかが500円で、どちらかが50円。どっちか選んだ方の金額を無条件に差し上げる、と言われ、こっちだと選んだら50円のほうだったとする。ふつうの大人なら「ああ残念だった」で終わるが、ふつうの小学校低学年なら泣いて悔しがる。同じ10倍の差でもこれが5,000円と50,000円だとして、5,000円を選んでしまうと、ふつうの大人ならけっこう悔しがる。50万円と500万円なら泣いて悔しがるかもしれない。
 この桁を少しずつ上げていく。500万円と5,000万円なら、その時は相当悔しいが、無条件にもらえるなら500万円でもまあいいって思うでしょ、ふつうなら。しかし、零細企業の社長であれば、その日は眠れない。5,000万円と5億円なら、零細企業の社長も、悔しがるものの返済不要の金なら5,000万円でまあいいか、となる。だが、ゴーン氏は許さない。この「まあいいか」がどのせんかが、その人の価値観、生活感なのだそうだ。なるほど。

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